葉っぱ

進化する治療方法

薬物治療

うつ病の治療は、一般的には薬物治療という形で行われます。その薬には脳内神経伝達物質の数が減らされるのを防ぐ「再取り込み阻害薬」という名前がついていますが、これについてはちょっと説明した方がいいでしょう。
人の心とか気持ちとか思惟というものは、脳内神経伝達物質が情報を送り、それによって形になっているものです。その絶え間ない伝達の上で、人の気持ちは生まれるのです。一方うつになると、人の脳内神経伝達物質の数は、甚だしく減ってしまいます。ストレスによって、伝達物質の「再取り込み」が進んでしまうためです。
必要なのは、脳内神経伝達物質が再取り込みされて情報を送るものが減ってしまうのを防ぐこと。抗うつ剤は、まさしくそういう役割を担った薬だったのです。これによって、人は心の安定や彩りを取り戻すことが出来るのです。

磁気とカウンセリング

うつ病治療のスキルは年々上がっていて、薬物治療の他にも、最近では欧米で「磁気刺激療法」というものが開発され、活用されるようになっています。これは、心の病気を治すために電気を使って脳に刺激を与えて治療していた精神医学の歴史の中から生まれてきた方法ですが、その頃のような少々荒っぽい治療とは違い、繊細できわめて効果の高い治療方法であるとして、人気を集めつつあります。
電気のようにビリビリやるのではなく、磁気をゆっくりと何分間かかけて頭に当てて、それによって一部分にだけ刺激を与えてあげるという方法です。脳と、そのまわりの神経組織の働きが活性化されて、うつ病が快方に向かうと言われています。

また、同じく昔ながらのカウンセリングという方法も、有効です。ドクターとゆっくりお話をしていく中で心をリラックスさせ、ストレスを感じないような心をつくるというのがその目的です。抗うつ剤が効きやすくなり、飲みはじめてから快癒するまでをスムーズに過ごすことが出来ます。

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